Arts to go...



今日と明日31日(日)の二日間のみ、六本木ヒルズ52階展望台フロアにある「森アーツセンターギャラリー」で開催されているアートイベント、「G-tokyo 2010」に行ってきました。


macg_g-tokyo2010_main.jpg


これはオオタファインアーツや小山登美夫ギャラリーといった国内トップの15ギャラリーが、それぞれに仕切られたブースの中で作品を展示する方式のアートフェア。

1,000円の入場料(展望台と美術館のセットだと2,000円)を払わなければいけないものの、普段は点在しているこれらのギャラリーを廻る手間と時間を考えれば安い物。

六本木のど真ん中で、お手軽にん百万円?ん千万円の作品に触れることができるのですから行かない手はありません。

でもいつも思うのは、なんで美術館って価格が書いてないんだろうという事。
そしていつも思い出すのは、ピアース・ブロスナンが主演の絵画泥棒をテーマにした映画「トーマス・クラウン アフェアー」でのワンシーン。

社会科見学で訪れた子供達が引率の先生に「いかにの目の前の絵画が20世紀の美術シーンに影響を与えたのかを」説かれるも飽き飽きして全く話を聞かない子供達たち。

業を煮やした先生がひと言。
「これは100億ドルの価値があるのよ!」っていった途端に子供たちからざわめきが...(笑)

もちろんお金が全てだとは言いませんが、ある側面では、興味や知識のない人に対して「その価値や意味」を理解させる「一番簡単な手段」だと思うのです。

古い作品はともかくとして、「現代アート」であるからには作家が生存し、アーティストを生業としている以上、お客とギャラリー、そしてアーティストが潤ってこそ成立する訳なのですから。

これは別にアートの世界じゃなくても、例えば単行本なら「発行部数10万部」、CDなら「セールス記録が100万枚を突破」なんて聞くだけで、別に興味のないジャンルのもだって「すごい」って思っちゃうじゃないですか。

アートだって一緒だと思うんですよね。特別な事なんてなにもない。

とはいうものの、僕のアートの知識なんて前記の映画に出てくる子供たち程度なので、価格表があった方が絶対的に判りやすいんです(笑)。

でも人間って経験の生き物なので、この価格表を見ながら作品を観ていくと結構目が肥えていくんですよね。
で、そのうち大体の価格って解ってくるようになっちゃうんです。

だからたまにファッション系のイベントとかで展示即売みたいな感じでプリントとかシルクスクリーンの作品を売ってたりすると、「あ、ボッてるな」とか解るようになる。(ただそう言うことも含めて、その手のイベントを楽しむと言う点に置いては、それも決して間違いではないんですけどね。)

そもそもギャラリーを(こう言うとちょっと語弊があるかも知れませんが)「観に行くところ」ではなくて、「買い物をしに行くところ」という風に思えるようになったのはマリオ(テスティーノ)との出会いがきっかけでした。

彼はフォトグラファーとして写真を撮るだけではなく、ここ近年は収集にも力を入れていて、いずれは故郷のリマに美術館を設立したいという夢があるのです。まぁ、彼の自宅もすでに立派なギャラリーな域ですけれど。

だから97年に初来日したときも、様々なギャラリーをまわって荒木経惟や森山大道といった大御所作品を購入するのはもちろん、青山ブックセンターで見つけた小さな写真集を僕に手渡して「この写真家に会って直接作品を買いたい。」って言われて、出版社に電話をして事情を話して本人に連絡を取ってもらい、翌日にはホテルの部屋で商談成立みたいな..(笑)

その後もパリやロンドン、2回目の来日時にも彼とのギャラリー巡りはお決まりのイベントというか、ルーティーン化していましたし、逆に言うとそこでの彼の作品に対する反応や感想、立ち振る舞いなんかは相当勉強になります。

で、そんな僕が今回気になったのはタカ・イシイギャラリーにあった畠山直哉の<Slow Grass / TOKYO>のシリーズと、ギャラリー小柳にあった、このTomas Ruffの大きな作品。

どちらもカラー作品ですが、間違いなくこれもマリオの影響(というか受け売り?)。
なので、97年以降に僕が自分で買った作品は全てカラーです。



0130.jpg
通りすがりの女の子の身長と比べても大きさがわかると思います。



あと基本的に僕は大きな作品(フレーム)にグッとくる傾向があって、このドイツでフレーミングされた作品なんかずっと見入っちゃいました。家にあるのほとんどの作品も大きくフレーミングする傾向にあります(笑)。

欲しいなぁ...これ。
何を手放したらいいんだろう...っていうか、誰か買ってくれないかな♪
でも1,500万円じゃなぁ...誰も買ってくれないな...っていうか何したら買ってもらえるんだろう!

と言うことで、足繁くギャラリーに通って脳裏に焼き付けるとしますか(笑)


あ、そうか、だからこの場所でやるのか!? でもそうだとしたら画期的だし効率がいい。
だってお金は廻らないと意味がないしね。納得。




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このページは、Fumiaki ISHIMITSUが2010年1月30日 22:31に書いたブログ記事です。

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