We have same taste!

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ミラノから車で約3時間ほど北に行ったところにある工業都市、トリノ。
有名カロッツェリアの本拠地があることでも知られた街。

この地を訪れたのは今から16年以上も前、まだミラノに住んでいてファッション通信の仕事をしている時でした。

ちょうど番組でベルサーチの特集があり、天才振付師のモーリス・ベジャールの作品のために手掛けた衣装を撮影するために...

ベルサーチはVERSACE TEATRO(シアターの意)と称して、オペラやバレエ、そしてミュージシャン等の舞台衣装やステージ衣装を手掛けていたので、それらのアーカイブではなくオンタイムでの公演を押さえるのが目的でした。

なにぶんギッチリ詰まったスケジュールの中での3時間移動と言うこともあり、ハッキリと覚えていないのですが、いまネットで調べた感じだと93年にトリノ王立劇場で上演された三島由紀夫を題材にした「M」という作品だった気がします。(三島絡みなのは間違いないのですが...)

そんな曖昧な記憶の中でも鮮明に覚えいるのは、「鏡」の使い方がとても日本的(どちらかというと神道的)で、あぁこの人は日本の事をキチンと理解しているんだなぁ...と疲労困憊ながらも思ったのを覚えています。

そんな、彼が亡くなってから早2年。

スイスはローザンヌに本拠地を置く「モーリス・ベジャール・バレエ団」が巨匠を失ってから、その後継者である美術監督のジル・ロマン率いる新生バレエ団の生き残りをかけて上演される、ロマン初の振付け作品「アリア」のプレミアまでの一ヶ月を追ったドキュメント作品。

バレエに全く興味のなかった僕でもベジャールとジョルジュ・ドンは知っていたのですが、実際の映像で観ると身の毛のよだつ肉体のキレに息つく間もなく持って行かれてしまい、練習風景や過去の映像シーンが終わるたびに、ダンサーと同じくらい疲れ、初演までの緊張感は我が身をも襲います(笑)。






16年前の話に戻りますが、公演が終わりバックステージにベジャールのコメントを取りに行った時の事。

ソリストが日本人の方だったので、軽く会釈をしたのですが、その後に現れたベジャールが着ていたのは、その日僕が着ていたのと全く同じベルサーチのレザージャケット(爆)。

彼としてもベルサーチ絡みの取材を受けるので当然の気配り(僕的にもそう)なのですが、これには彼も驚いたみたいで、" We have same taste!"と笑いながら方を叩かれ「(ベルサーチの服が)カッコイイよな!」みたいな会話をしたのを覚えています。(もちろんまだこのジャケットは捨てずに持ってます)



★★★★★



MJにしてもそうですが、スポーツ選手しかり、芸術関係しかり、同年代を生きる偉大なパフォーマーが、惜しまれる間もなく亡くなってしまうことが多い気がします。

「そのうち観ればいいや...」

この作品を見終わった後に、素直に後悔しました。



ちなみに前回「ブロードウェイ・ブロードウェイ」が公開された後に「コーラス・ライン」の来日公演があったので、もしや?と思い調べてみると...

しっかり今年の11月に来日公演が決定しているようなので、この映画を観て興味を持った方は早めに手を打った方が良いかと...スグ売り切れちゃうと思うので!

ローザンヌまで行かなくていいっていうのはスゴイ♪
先手必勝。もう後悔はしないぞ!





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このページは、Fumiaki ISHIMITSUが2010年1月 8日 11:57に書いたブログ記事です。

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